兎に角

溜め込まないでシンプルに♪ リウマチからの気づき

生かされる

ショートカットの黒髪が若々しいAさんは30代に見えるくらい若々しいのですが、62歳だそうです。

困ってる患者さんには手助けを惜しまず、部屋のみんなを元気づけ、太陽のような存在…

ただ歩き方が少しぎこちないのは、片足が義足だから…

あの3.1 1の日
宮城県、Aさんは2台の車で家族で外出して大津波に襲われました

半分以上水に浸かった車から必死で脱出して、もう1台に残されたお姑さんを助けに向かったのです

水圧で開かなくなったドアを懸命に開けて、お姑さんを引っ張り出そうとしたとき
「あんた、足が無いよ」とお姑さんに言われて、初めて自分の片足が無いことにきづいたそうです

「そんなことどうでもいいから、おばあちゃん、早く!」

Aさんはそう言ってお姑さんを必死で引っ張り出し、無事に助け出したのです

その後Aさんは仙台から羽田にヘリで運ばれ、ここT大学病院に救急搬送されました

片足切断だけでなく、汚水を飲んでいたため体中に菌が回り体はパンパンに腫れていたそうです

一昨日の日曜日、そのAさんが部屋のみんなに泣きながら見送られ退院されました

部屋のみんなは
「Aさんは生かされたのよ」
と言ってます

その空いたベッドを私が今使わせていただいてます

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入院するなり、ずっしりときました