兎に角

溜め込まないでシンプルに♪ リウマチからの気づき

  魔力

リウマチと診断され「かなり進行した状態」と言われても
すぐに手術を受けようとは思えませんでした

それまでの13年間が何だったのか・・
例の体の「逆回転」はまだ終わってないのよ〜
ここで手術を受けたら
今までの努力が無になってしまうんじゃあないかしら・・

などと なかなか説明のしにくいことなんですが
私なりに手術をしないでこのまま様子を見たいと思ってました
自分のこだわりからなかなか脱出できなかったんですね・・

そういう状態の私を見て
T大学病院の膠原病・リウマチ内科の先生は
(手術をせずに)「リハビリをがんばってみますか」
といって近所の開業医の整形外科のO先生に紹介状を書いてくださったのです

ところがその整形外科のO先生に診てもらうと
レントゲンを見て「もうリハビリじゃあ無理だよ」「手術しかないよ」
ときっぱりとおっしゃったのです
O先生は童顔で明るく優しい感じですがちょと迫力がある先生です

そして手術に消極的な私に
「まだ若いんだから、今からたくさん遊ばなきゃあ、でしょう」
と少しおこったような口調でおっしゃったのです

”少しでも可能性のある方へもっとアグレッシブに!”
O先生はそうおっしゃってたんですね

自分でも驚いたことにこの”若い”と”遊ぶ”は魔力を持ってました

そのころ私の中には、自分へのこだわりと同時に
”もうどうなってもいいわ”という開き直りに似た
あきらめが芽を出し始めていたんですネ・・
先生にはそれが見えたんでしょう・・

”若い”と”遊ぶ”は私の体の中の・・どのへんだろう・・
暗く冷たかったところに沁みいって
どくどくと暖かい血液を流し始めてくれたようでした・・

自分のなかにこだわってばかりじゃあダメなんだ

可能性があるなら希望を持とう!

とやっと現実を見始めたのです

そしてO先生はさらに
「T大学病院だったら整形にS教授がいらっしゃるから大丈夫だよ」
とおっしゃって・・

それから一ヶ月後 の11月
膠原病・リウマチ内科の先生に書いてもらった紹介状をもって
同じT大学病院の整形外科に行き、S教授に会えたのです

自分を見つめるための
大切な廻り道だったと思っています