兎に角

溜め込まないでシンプルに♪ リウマチからの気づき

それぞれの身の上

札幌のホテルのロビーで友人たちはソファに座って待っていてくれた

一人の友人が杖をもっていて・・
病気になったと聞いてはいたけど
詳しくは聞いていなかった

歩き出した彼女を見て、明らかに左半身不随だとわかった
そうだったんだ・・

私たちはふつうにレストランのテーブルについて
再会を喜び合って
まるで20数年前に戻ったかのように話し始めた

子供たちのことや、親たちのこと
当たり障りのない話からはじまって

私のリウマチのことを話した

彼女のことも聞いた
3年前、夜寝ようとしたところ、急に体がふらついて
腕が少しずつしびれてきた、と、、
そばにいたご主人がすぐに救急車を呼んで
病院に運ばれたとのことだった

脳梗塞

リハビリで家庭で生活できるまでになったけど
以前の活発で超元気だった彼女の動きとはまったく違っている

それでも彼女は彼女
あのころの優しくて世話好きな彼女のままなのだ
それは断言できる

私も車椅子で数年間生活したことがある
歩くのをあきらめようとしたこともある
そんなとき、私は心の中で
「それでも、私はわたし!」と叫んでいた

この3年間、人に会うために外に出たことはなかったと言う彼女
その彼女が私に会うために、出て来てくれた!
きっとすごい勇気がいったと思う・・

あとの二人の友人も
「きっとこれから外出が増えるね。どんどん誘うよ」
と言ってくれた

次回の約束をして「じゃあ、またね♪」といって私たちは別れた



旅の3点セット
ホテルの鏡の前で